漆喰と珪藻土の違いとは? 〜自然素材でつくる、健康と心地よさの家づくり〜

自然派志向や子育て世帯を中心に注目されているのが、自然素材の壁材である「漆喰」と「珪藻土」。
どちらも自然素材で、化学物質を極力使わない安心な住まいづくりに適していますが、「何がどう違うの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、自然素材を活かす健康住宅を提案する昭栄創建の視点から、漆喰と珪藻土の違いをわかりやすく解説します。
漆喰とは?
ー伝統美と機能性を備えた自然素材
漆喰(しっくい)は、石灰石を焼いて水を加えた「消石灰」を主成分にした日本の伝統建材です。
古くは寺社や城、土蔵の壁に使われてきた歴史があり、現代でも自然素材を重視する住宅に多く採用されています。
漆喰の主な特長
・調湿性
湿気を吸って放出する調湿機能があり、年間を通して快適な空間に保ちます。
・抗菌・防カビ性
pH12前後の強アルカリ性により、カビや細菌の繁殖を抑える効果があります。
・防火性
不燃性で火に強く、火災時に有毒ガスを発しにくいという特長があります。
・耐久性・経年美化
空気中の二酸化炭素と反応して硬化(再石灰化)するため、時間が経つにつれて風合いと強度が増します。
・意匠性
左官職人の手仕事による質感が自然の温もりや立体感を演出します。
これらの特性から、漆喰は実用性・デザイン性・耐久性に優れた自然素材だと言えます。
つまり、健康で快適に、そして長く安心して使える壁材なのです。
珪藻土とは?
ー湿気とニオイに強いナチュラル素材
珪藻土(けいそうど)は、微細な植物性プランクトン「珪藻」の化石が堆積してできた土を原料にした自然素材です。
多孔質構造を持つため、湿気とニオイを吸着・放出します。
珪藻土の主な特長
・高い調湿機能
多孔質の構造があるため、湿度を能動的に吸収・放出します。
・消臭効果
におい成分を吸着するため、ペットやトイレなどの気になる空気をリフレッシュします。
・断熱性
細かな空気の層が断熱役割を果たすため、室温の安定化に寄与します。
ただし、市販の珪藻土製品の中には、施工性や耐久性を高めるために化学系バインダー(接着剤)が使われている場合もあります。
近年は安全基準を満たさない製品の自主回収事例も…。
純粋な自然素材としての力を求める場合は、成分表を確認することが重要です。
昭栄創建が漆喰を選ぶ3つの理由
自然素材住宅に取り組む昭栄創建では、漆喰を標準仕様として採用しています。その背景には、漆喰ならではの“3つの魅力”があるからです。
① 自然の力で抗菌・防カビできる安心感
漆喰の強アルカリ性により、カビや細菌の繁殖を物理的に抑制することでシックハウス症候群の対策にも有効とされています。小さな子どもやアレルギーを持つご家族にも安心して住める住環境を叶える健康素材です。
② 経年とともに美しさが増す
漆喰は時間とともに硬化していく“再石灰化”という作用により、年月が経つほどに強度と風合いが増していきます。
新築時の美しさを保ちながら、少しずつ味わいが増していく――そんな自然素材ならではの経年美化の魅力を楽しめる“育つ壁”です。
③ 職人の手仕事によって生まれる唯一無二の表情
左官職人が一棟ごと丁寧に塗りあげることで、手仕事の痕跡が残る温かみのある壁面が完成します。大量生産品にはない個性と温かさを住まいに与える、それが漆喰の大きな魅力です。
自然素材・高断熱・空気循環でつくる、健やかな住まい
昭栄創建では、自然素材に徹底的にこだわった家づくりを行っています。
内装には、調湿性や抗菌性に優れた漆喰の壁を。床材には、肌ざわりが心地よく、経年変化を楽しめる国産の無垢材を。そして、構造部分にも県産の木材を使用。
すべての素材選びにおいて自然素材にこだわり、住む人の健康を大切にしています。
こうした自然素材の家は、化学物質を抑えた安心な空気環境により、住む人の健康をそっと守りつづける空間でもあります。
また、昭栄創建の住まいは、自然素材に加え、高断熱・高気密構造と空気の流れを考えた設計(エアサイクル工法)によって、健やかな空気環境を保つ工夫がされています。
高気密・高断熱によって外気の影響を受けにくく、室内の温度・湿度が安定。花粉や黄砂といった外部のアレルゲンも入りにくく、カビやアレルギーの原因となる湿気のこもりも防ぎます。
さらに、床下・壁の中・屋根裏に空気の通り道を設け、自然の空気の流れを活かして家全体を換気する「エアサイクル工法」により、室内の空気が常に循環し、クリーンで心地よい環境が保たれるのです。
自然素材・高断熱高気密・空気循環という3つの柱で、昭栄創建はご家族の健康を守る“健康住宅”をかたちにしています。
昭栄創建で叶える、自然素材に包まれた心地よい暮らし
漆喰は、抗菌・防火・調湿・耐久性に優れ、職人の技が光る自然素材
珪藻土は、調湿・消臭性にすぐれ、湿気やにおい対策に適した素材
どちらも、化学物質を極力使わず、安心して暮らせる住まいづくりに欠かせない存在です。
昭栄創建では、漆喰の壁だけでなく、床には国産の無垢材、構造には県産の木材を使用し、自然素材の魅力を最大限に引き出した家づくりを行っています。
自然素材を選ぶということは、家族の健康を守り、心地よく暮らすための“未来への投資”でもあるのです。
「自然素材の家って、実際どんな感じ?」
「漆喰の空気感を体感してみたい」
「子どもにとって安心な家を選びたい」
そんな方は、ぜひ一度モデルハウスへお越しください。
漆喰の壁に包まれた室内の心地よさ、無垢材の床のあたたかさをぜひ実際に感じてください。
(見学は予約制です)