これからは省エネ住宅にしないと損をする?長期優良住宅のメリットを解説。より快適な住まいにするHAC工法とは?
2024年(令和6年)以降、一定の省エネ基準を満たさない家は住宅ローン控除の対象外となります。つまり、これから家を建てる人は省エネ住宅にしないと、ローン控除で損をすることに…!
今回は省エネ住宅の優遇制度について解説。特に注目を集めている長期優良住宅について紹介します。建ててから後悔しないよう、新築を検討中の方は必見です!
長期優良住宅とは?
日本では住宅は「壊して建てる」の考えが一般的でした。しかし、この考えではマイホームのローンを払い終える頃には資産価値がほぼない状態になり、さらに住宅の解体で出た廃棄物が環境保護に大きな負荷を与えます。
長期優良住宅は今までの考えを改め「高品質の住まいをつくり、長く使う」ことを目的にした制度です。長期優良住宅の認定を受けるためには、国が定めた基準をクリアする必要があります。
長期優良住宅の認定基準
長期優良住宅の主な認定基準は以下になります。
◆劣化対策
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。
◆耐震性
耐震等級(倒壊防止)2以上、または免震建築物など
◆維持管理・更新の容易性
維持管理対策等級3相当
◆省エネルギー性
断熱等性能等級4相当
◆可変性
躯体天井高さ 2,650mm以上
◆バリアフリー性
高齢者等配慮対策等級3相当(共用部分)
これらの基準をクリアし、申請することで長期優良住宅の認定が受けられます。
住宅ローンが安くなる!長期優良住宅の優遇制度
長期優良住宅の認定により、さまざまな税制優遇を受けられます。長期優良住宅のメリットを紹介します。
①住宅ローン借入限度額・控除額の引き上げ
長期優良の優遇を受けると、住宅ローンの限度額が5000万円に引き上げられます。
▼一般住宅との比較表(※2023年12月31日までに入居の場合)
ちなみに、省エネ基準の適合住宅の場合、借入限度額が4000万円、ZEH住宅の場合は4500万円になります。
②地震保険料の割引が受けられる
所定の確認資料を提出することで、住宅の耐震性に応じた保険料の割引を受けることができます。
(割引率)耐震等級2:30%
(割引率)耐震等級3:50%
地震大国である日本だからこそ、万が一のための保険も重要です。長期優良住宅なら耐震性を強化しつつ、保険料の割引も叶います。
③登録免許税・不動産所得税・固定資産税の優遇
長期優良住宅は、以下の税制優遇も受けられます。
長期優良住宅にすることで、税金面で様々なメリットを受けられることが分かりますね。
長期優良住宅認定の流れ
認定を受けるには、着工前に長期優良住宅の申請をする必要があります。昭栄創建が長期優良住宅の申請をする場合、基本的には弊社で必要書類をつくり、提出します。
施主様で準備していただくのは、基本的な書類(住民票や身分証明書など)だけです。
また、工事完了後10年以内に、定期的な点検、必要に応じた修繕、またその内容の記録や保存が必要になります。メンテナンスを怠らないことで、より長く住める家に!
長期優良住宅の注意点
メリットが沢山ある長期優良住宅ですが、住宅の性能をあげるための工事、申請費用も必要になります。
そのため、長期優良住宅にすると、一般住宅よりも300〜400万円はコストが高くなります。(昭栄創建で建てた場合の金額です)大きな金額差になるので、注意が必要です。
ただし、長期優良住宅は先ほど紹介したように税制のメリットが多くあります。
また、省エネ性能が高いため、毎月の光熱費はぐっと抑えられるのもポイント。
つまり、長期優良住宅はローンや光熱費といったランニングコストが、一般住宅よりも安くなることが多いのです!
建築コストは高くなりますが、長期優良住宅は「長い目で見ればお得」な家だと言えます。
性能にこだわった快適な住まいで、子ども孫の世代にも住み続けられる家にしたい方は、ぜひ長期優良住宅を検討しましょう。
これからは住宅の省エネ化が必須になる!
今は、世界的にも脱炭素社会を目指しており、日本も例外ではありません。
実は、日本でも「2025年度以降に新築する全建築物に省エネ基準への適合を義務付ける」としています。
つまり、あと数年で新築の省エネ性能が必須となるのです!
また、2024年以降は、省エネ性能を満たさない住まいは住宅ローンが適用対象外になります。着々と社会全体が省エネ住宅へと向かっていますね。
建てた後にリフォームで数百万かけて省エネ化するよりも、省エネ性能をもつ新築を建てた方が安上がりになるケースが多いです。
「まだ先の話だし、コストをかけて省エネ化にしなくてもいいのでは?」ではなく、これからの新築は省エネ性能にすることが、将来的にはお得になると言えます!
長期優良住宅で、家族の健康を守るなら「HAC工法」を!
昭栄創建では長期優良住宅の基準を満たした住まいづくり、また申請までトータルサポートいたします。
▲木の心地良さを感じる住まいづくりが得意です。
長期優良住宅の場合、私たちでは外張り断熱による「HAC(ハイブリッドエアサイクル)工法」で家づくりをします。
家全体を魔法瓶のように断熱材で包むので、断熱性や気密性が高いのが特徴です。夏や冬でも温度差の少ない部屋になり、どこにいても快適に過ごせます。
▲断熱性能が高いので、吹き抜けにしても快適。
無垢材や漆喰をふんだんに使うのも昭栄創建の特徴。自然素材が空気を浄化し、さらに浄化されたきれいな空気を換気口から循環。きれいな空気が家中を流れるため、アレルギーなどに悩む家族にもオススメな工法です。
家族の健康を守り、長く快適な住まいにするなら。昭栄創建のHAC工法による長期優良住宅で、いつまでも心地よい家を実現してみませんか。
住宅の省エネ化はすぐそこ!お問い合わせは昭栄創建まで
新築住宅の省エネ化が必須になるのは、数年以内の話です。新築を考える人は、今回の記事を参考に、長期優良住宅のメリットをおさえておきましょう。
昭栄創建の住まいは完全自由設計で、きれいな空気が流れる構造性能にもこだわっています。自分の理想の住まいを叶え、なおかつ快適な住まいにしたいなら、私たちにお任せください。
あなたの理想の住まいの実現と暮らしやすさ、どちらも両立した家づくりをご提案します。
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